『ザ タワー横浜北仲』の総合評価は、★★★★☆(4点)で、おすすめのマンションですが、浸水区域内にある難点があります。
マンション基本情報
住所:神奈川県横浜市中区北仲通5-57
最寄駅:みなとみらい線/馬車道駅より徒歩で1分
JR根岸線/桜木町駅より徒歩で8分
種別:マンション
築年月:2020年2月
構造:RC(鉄筋コンクリート)
敷地面積:13135.36㎡
階建:地下1階建付地上58階
建築面積:8761.33㎡
総戸数:1176戸
駐車場:有 378台
主方位:西北西
売主:三井不動産レジデンシャル株式会社、丸紅株式会社
施工社:鹿島建設株式会社、パナソニックES集合住宅エンジニアリング株式会社(現・パナソニック建設エンジニアリング株式会社)
管理会社:三井不動産レジデンシャルサービス株式会社
自然的環境:湊・横浜の伝統を継承する「北仲通北地区」。数百年の歴史を経て、今なお変わることなく横浜の海を見晴らす地です。目の前には、数多くの歴史的建築が日常風景に融け込む「山下・関内地区」。そしてビジネス・商業機能が充実した先進の「みなとみらい21地区」という、横浜を象徴する2つの街が広がります。
社会的環境:横浜を代表する多くの施設や名所が徒歩圏内という立地もさることながら、このマンションは住宅と宿泊施設、文化施設、商業施設などが一体となった「Mixed-use」の街を創造し、暮らしやすさの面でも充実が図られています。みなとみらい線やJR線もアクセスも至近の物件です。
現役不動産鑑定士のマンション査定
●地域または最寄駅を各需要者が選定したことを前提とした上で、基準マンション(100とする)と比較して対象マンションを査定する。
●対象マンションの基準マンションは、最寄り駅から徒歩5分の標準的なマンションとする。
最寄駅までの距離:基準地と変わらず格差率+5
都心までの時間:基準地と変わらず格差率±0
最寄商店街までの距離:基準地と変わらず格差率±0
学校、病院、公園までの距離:基準地と変わらず格差率±0
日照、通風等:基準地と変わらず格差率±0
地勢、地質、地盤等:高台で地盤強固格差率±0
自然的災害発生の危険性:基準地と変わらず格差率-5
騒音、大気汚染:基準地と変わらず格差率±0
治安:基準地と変わらず格差率±0
将来の動向:基準地と変わらず格差率±0
規模:基準地と変わらず格差率±0
形状:基準地と変わらず格差率±0
方位:西北西で格差率-2
売主、施工社:売主、施工社ともに保証能力十分な会社で+10
合計 108点
現役不動産鑑定士のマンション評価
上記点数を基として、稀少性価値を重視して、評価する。
★★★★☆(4点)
基本的に(絶対ではない)、「マンションの購入は、原則として、将来の財産価値の観点から避けるべきである」という主張をしていますが、このマンションは、立地条件が抜群で、売主及び施工者が一流会社なので、これらの点からは、おすすめできるマンションですが、難点は、ハザードマップによると浸水区域になっている点です。
稀少性の判断
対象マンションが将来、中古物件となり市場に出た場合、同じ地域に他の競合物件が多数存在する場合は稀少性が低くなり、少数の場合は稀少性が高くなることを判断基準とする。
【関連記事】
こんなマンションは買うな!不動産鑑定士のマンション購入アドバイス
対象不動産の検討の際には、必ず自治体発行のハザードマップを確認する
マンションか一戸建てか、または、購入か賃貸かなどに関わらず、住居の選定の際には、自治体発行のハザードマップを必ず確認してください。
地盤の強弱や浸水リスク等の水害リスクは、自治体発行のハザードマップで誰でも認識することができます。地震や浸水等の自然災害は、建物への影響だけではなく、生命に関わるものです。自らの生命は自ら守るという強い意志をもって、マンション等の選定も行いましょう。
横浜市中区防災地図(防災地図と各ハザードマップ)
『ザ タワー横浜北仲』のある横浜市中区区域では、津波や液状化リスクはほぼないと考えられます。
出典:横浜市中区・洪水ハザードマップ
【関連記事】
マンションはなぜ販売されるのかーーマイホーム購入時に考えるべきこと
周辺の治安について
『ザ タワー横浜北仲』のある横浜市中区区域の治安は良い。
マイホーム選びの際に、小さなお子様がいるなど、治安面での環境が気になる方は、「警視庁犯罪情報マップ」の確認をおすすめいたします。
出典:警視庁犯罪情報マップ(2022年度累計件数)